ポイント
–先日開始したアクセス解析サービス「Google Analytics」が大きな話題となっています。このツールを提供することでGoogleにはどういうメリットがあるのでしょう。
我々はプロダクトを開発するときに、あまりそういうことは考えないんです。例えばGoogle Earthにしても同じで、Googleに何かのメリットがある開発しようという発想ではなく、「こういうものがあったらいい」「便利だ」という発想に基づいています。
–Googleが短期間で世界的に有名になった理由をどう分析していますか。
やはり、どこの国の人、どんな言語を話す人でも情報を求める姿勢というのは同じだからではないでしょうか。ただし、文化的背景の違いから、求めている情報の質が違うことはあります。
–Google自体がコンテンツを持つことはないのでしょうか。
例えばBloggerなどのように情報のホスティングはしています。ただ、他の会社が持っているコンテンツを買ってきて、それを提供するということはやりませんし、編集者やライターを抱えて自社でコンテンツを作るということもしません。それは現CEOのEric Schmidtも「絶対にやらない」と否定しています。なぜなら、Googleは「情報がここにありますよ」と教えるのが自分の役割だと考えているからです。
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