2階が暑い!ロフトが暑い!屋根裏の熱気を換気扇で強制排気してこの夏を乗り切る

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新築2年目の我が家

また暑い夏がやってきました。

新築2年目の我が家は木造2階建て、2階の4畳半の部屋にロフトが有りさらに屋根に6畳程のルーフバルコニーがある3階建てのような構造をしています。

1戸建てに住むのは初めてで以前から木造1戸建ての2階は暑いと聞いてましたが1年目の夏はその暑さを思い知らされました。

誰も居ない家に外から帰ってきて2階への階段を上がっていくと「むっ」とする熱気が、、、そこからルーフバルコニーへ通じる階段を上がるとさらに暑い空気がそこに留まっています。

家に帰って来た時に暑いだけなら冷房をつければ済むことですが、2階にはパソコンやらの電子機器はもちろん、ロフトを物置のように使っており、普段はあまり見ることのない古いアルバムやら記念の品々をはじめコレクションしている古いPCやモバイル機器保管してます。それらにとってはとても過酷な環境です。

なぜこんなに暑いのか?温度を下げる方法はないのか?と、色々調べているうちに屋根裏に溜まった熱気が2階を熱くしている大きな原因ということが分かりました。

日中に屋根に浴びせられる太陽光で屋根の温度が上がり、その屋根を伝わって屋根裏の空気が熱せられます。

そして日没になって外の気温が下がりますが、外気と接していない屋根裏の空気はなかなか温度が下がらず、熱い状態で屋根裏にとどまります。屋根裏の熱い空気がが2階の天井を伝わり2階を暑くしているという訳です。

その辺はこちらのサイトが詳しく書かれています。

夏場、夕方にもなると2階の部屋や階段に熱気が溜まって、家の中がもわっと熱くなってしまっていませんか?実はその熱気、太陽の熱で暖められた屋根から伝わる熱で屋根裏が熱を帯び、その屋根裏にたまった熱が夕方から夜にかけて徐々に家の中に伝わってくるた

熱気を逃がせ

あれやこれやと調べているうちに、同じように2階の暑さ対策についての情報を見つけました。

一つ目は排気口にファンを取り付けて熱気を外に放出する方法、もう一つは室内の点検口に換気扇を取り付けて屋根裏の空気を排出する方法がありました。一つ目の方法は少し大掛かりになりそうで、コストも高く付きそうでしたので比較的簡単にかつローコストで実施できそうな2つめの方法を試すことにしました。

ということで、我が家でも屋根裏に通じる点検口が2階のウォークインクローゼットの天井にあります。普段ウォークインクローゼットの扉は開けっ放しですので、以下のサイトを参考に、ここに換気扇を取り付けて屋根裏の熱気を強制的に排出することを試してみました。

2016年8月某日今年の夏も相変わらず暑い!連日35℃以上でホントにたまらない。我が家は都市型住宅の3階建てである。要は土地が狭いので縦に伸ばしました、という家なのだが、夏は3階がとにかく暑い!3階には子供部屋と私の書斎(遊び部屋)があるのだが、外気温35℃ぐらいの日は窓を全開にしていても室内は36~38℃にもなってし...

換気扇は近くのホームセンターで購入。あまり種類がなかったので、手頃な Panasonic製 FY-25TH1 台所用の換気扇を購入。出来るだけ静かなやつを選びました。

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 それから屋根裏の点検口に換気扇を取り付けるための木枠も必要なので、ホームセンターで木材を購入してカットしてもらいました。

温度センサーのサーモスタット、ネットの記事でもよく見かける中国製のMH1210W。Amazonで購入。このサーモスタットを繋げることで、何度になったら電源をONとか制御出来ます。

 数日で到着しました、ご覧の通りの内容です。

サーモスタットの上面に1から6番までの番号がふってあります。1と2がスイッチになっており、電源をON、OFFしたい機器を接続します。3と4が電源、5と6が温度センサーを接続します。

マニュアルは英語表記ですが、親切な方がネットに操作方法をアップしていますのでそちらを参考にしました。

その他、VVFケーブル、差込形コネクタ、換気扇のコンセントを差すためのコネクタボディを用意しました。

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制作開始

まずは屋根裏の点検口扉を取り外します。うちのそれは溝に引っ掛けるタイプでしたので手前に引いて取り外しました。下の写真は裏から見た写真ですが、石膏ボードが4箇所ネジで固定されていますのでこのネジを緩めて石膏ボードを取り外します。
石膏ボードを取り外したものが下の写真になります。この金属の枠に予めカットした木材で換気扇の枠を作ります。

私はここで大きなミスを犯してしまったのですが、換気扇に25cmと書いてあったのでてっきり25cmの穴の空いた枠を作るものと思い込んでいましたが、25cmは羽の大きさでした。実際は30cmの穴が必要で、ホームセンターでカットしてもらった木材では換気扇が収まらなかったので自分でカットしました。枠木をはめて換気扇をセットしたものが下の写真になります。上と下に少し隙間がありますが、これはサイズを間違ったためのものです。

裏側です。
次に温度センサーのサーモスタットの配線ですが、5番と6番は温度センサーを接続しますので簡単です。問題はそれ以外をどのように接続するかですが、今回は以下のように接続しました。

実際の配線した写真が以下になります。上に伸びている白いコンセントが換気扇に接続するコンセントです。電源は右端に写っている白と黒のケーブルが2本ずつ刺さっているソケットにそれぞれ接続します。
注)住宅の電気設備の工事には電気工事士の資格が必要です。
 

換気扇を取り付けた点検口を戻し、温度センサーを屋根裏に置きました。

サーモスタットはとりあえずむき出しで屋根裏の片隅においてみました。後からケースに入れたりしたいと思います。

接続が完了すれば後は温度センサーの設定です。設定はネットの情報を参考に、あまり難しいことは考えずに30度になった時に電源が切れるように設定しました。温度変動幅の初期設定が2度になっていますので32度になると電源が入ります。他に変更したのは遅延時間を5分にしたぐらいで触っていません。これで完了です、あとは放おっておくだけで自動に電源が入り、自動で電源が切れます。

効果はといいますと、明らかに2階の温度が下がりました。階段を上がって「むっ」とする暑さが和らぎました。2階全体が涼しくなったように感じます。夜の寝苦しさも緩和しましたし、こんなに変わるのならもっと早くしておけばよかったと思いました。

音は扇風機を付けて寝る時と比べると静かですしそれほど気になりません。換気扇は深夜まで回り続けて、朝起きると止まっている感じです。電気代がいくら上がるかはこれからですが、かなり快適になりましたので今後も止めることは無いと思います。

めでたし、めでたし。

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コメント

  1. かぼちゃ より:

    素晴らしいDIYでまさにこれっだ!って感じ。数年悩んでやっと答えに辿り着いた気分です。安価な換気扇とサーモスタットのセットで7000円ちょっとで設置することが出来ました。効果を数値で確認できるのも良いですよね。暑い日に効果を確認するのが楽しみです(^^♪