さくらインターネットレンタルサーバ(スタンダードプラン)に先日バージョンアップしたDrupal5.6をインストールしましたのでその時の手順を解説します。
本文が長くなってしまいましたので、前半と後半の2回に分けて公開しようと思います。
まず前半は、本体ファイルの入手から設定、ファイルのアップロードまで。後半はセットアップから日本語化までを説明します。
Drupalのダウンロード
公式サイト(http://drupal.org)にアクセスしてdrupal5.6本体を入手します。
右サイドにあるDownloadボックスの「Druupal5.6」をクリック。
「Download Drupal 5.6」をクリックして圧縮されたファイルをダウンロードします。圧縮ファイルはtar.gzとなっていますので、適宜解凍ツールを入手してファイルを解凍して下さい。
日本語化ファイルのダウンロード
日本公式サイト(http://drupal.jp)より日本語化ファイル(公式日本語リソースキット)を入手します。※非常に分りにくい場所にありますので注意してください。
左サイドの「日本語翻訳」メニューをクリックします。
画面が切り替わりましたら、「5.X日本語リソースキット」をクリックします。
再度画面が切り替わりましたら、一番右下にある「ダウンロード」をクリックします。
phpの設定
さくらレンタルサーバではサーバコントロールパネルからphp.iniを変更できます。PHP設定ファイルの編集をクリックします。
以下のように設定して保存します。
.htaccessファイルの編集
さくらサーバでは.htaccessでOptionsを設定することが許可されていません(Internal Server Errorとなります)。drupalで用意されている.htaccessはOptionsが設定されていますので、これらをコメントアウトします。
.htaccessファイルの11行目と14行目の先頭に「#」(シャープ)を挿入してコメントアウトします。
ファイルのアップロード
ファイルの準備が出来ましたので、これらのファイルをサーバの公開フォルダーにアップロードします。ファイルは公開ディレクトリの直下にdrupalというディレクトリを作成してそこに全ファイルをアップロードします。
※さくらサーバではPHPのスクリプトファイルのパーミッションを「755」または「705」にする必要がありますので注意。
日本語化ファイルのアップロードとその他ディレクトリの作成
先にダウンロードした日本語化ファイルのserverフォルダーにあるJapanese.poファイルをprofilesディレクトリ直下のdefaultディレクトリ内に、update.phpファイルをdrupalディレクトリ直下にアップロードします。またコンテンツのアップロードや一時ファイルの作成用にfilesディレクトリとその直下にtmpディレクトリを作成します。さらに追加モジュールや追加テーマ用のディレクトリをsiteディレクトリ直下のallディレクトリ内に作成します。
※Drupalでは上で作成したfilesディレクトリとその直下のtmpディレクトリ内に.htaccessファイルを自動作成しますが、さくらインターネットサーバではエラーとなる.htaccessファイルが作成されますので、あらかじめ中身の何もない.htaccessファイルをそれぞれに配置しておきます。
以上でファイルのアップロードまで終了しました。
次回は、セットアップから日本語化と管理者アカウント作成まで解説する予定です。
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