LCR-T4 マルチテスター レビュー

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コンデンサーの容量を測りたくてネットでテスターなどを見ていたら良さげな物を見つけた。

HiLetgo LCR-T4 マルチテスター、自動検出により抵抗、コンデンサ、ダイオード、トランジスタ、FET、インダクタといった素子の計測が出来る。

数年前から販売されていたようで、Amazonではなかなかの高評価を得ていた。 値段も千円程度とお手頃で、目的のコンデンサの容量だけでなくESRも測定出来るということで、コンデンサの不具合による交換をしたかったのでうってつけの測定器だ。早速Amazonで購入してみた。

注文してから2日ぐらいで届いたのがこちら

LCR-T4 マルチテスター

小さなダンボールの箱に基板が1枚…紙切れ1枚も付いていません。

LCR-T4 マルチテスター

裏はこんな感じ。

LCR-T4 マルチテスター

中国製だし値段も値段なので最初からあまり期待はしていませんでしたが簡単でも説明書ぐらいは欲しかった。

到着確認のメールにはマニュアルも用意していますと書いてあったので、取り敢えず日本語でマニュアルが欲しい旨返信すると翌日には返信が届いていた。レスポンスはすこぶる良い。

しかし届いたメールにはYouTubuのアドレスとWebで検索してみてよみたいな数行のテキストファイルと、英語で書かれたの校正のの仕方らしき1枚もののPDFのみ。これならAmazonのカスタマーレビューの方がよっぽど参考になる。

いずれにせよ説明書がなくてもいろいろと参考になる情報がネットに転がっていそうなのでマニュアルは諦めることにした。

実際の使用にあたっては裸のままだと使い勝手が悪いのでケースを作ることにした。

100均で2個108円のプラスチックケースを購入。

LCR-T4 マルチテスター

サイズ的にもピッタリと収まりそうだし、何より蓋をパカっと開いて開けた状態で固定出来る。

まずはM3サイズ高さ10ミリのスペーサーと、このままだと少し低かったのでPCのマザーボードをケースに固定するスペーサーが余っていたのでそれを使って基板に下駄を履かせます。

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次に基板の位置を決めてマジックで印を付けて、ピンバイスとリーマーで穴を開けます。

LCR-T4 マルチテスター

LCR-T4 マルチテスター

次に裏からネジで止めて完成。

LCR-T4 マルチテスター

グラつきもなくしっかりと固定出来た。電池もきっちりと収納出来ます。

LCR-T4 マルチテスター

これで完成。フタを閉めた様子

LCR-T4 マルチテスター

ICソケットにワニ口クリップ付きのジャンパを接続して使用すると更に使いやすさアップ。

LCR-T4 マルチテスター

早速計測してみる。良い感じ。使い方は測定物をICソケットに挟んでボタンを押すだけ、電源ボタンも有りません、電源は放っておくと自動で切れます。LCR-T4 マルチテスター

Amazonのカスタマーレビューにも書いてありますが、校正には0.1uF~20uFの無極性コンデンサが必要。画面のコントラストの調整も可能です。

校正はまず、1,2,3をショートさせてボタンを押す。画面表示のパーセントが38%になったら”Pls Isolate Probe!”の文字が出るのでショートを外す。するとパーセントがまた上昇して82%になったら”Insert the capacitor, 1-3 >100nF.”の文字が出るので1-3間に用意したコンデンサを接続する。また画面のパーセントが上昇していき100%になったら完了。

コントラストの調整は電源OFFの状態で電源スイッチを長押しで調整モードに入ります。ボタンを押すたびにカウントがアップしていきコントラストが上がります。0->60ぐらい?最大値近くになると画面が真っ黒になり表示が見えなくなります。最大値を超えると0に戻るので今度は画面に何も映らなくなりますが、スイッチを押し続けるとコントラストが上がり、画面が見えてきます。通常であれば30前後が見やすいと思います。また、測定中にボタンを押すと、押している間はバックライトが消灯します。(長く押しているとシャットダウン)のようです。

コンデンサをいくつか計測してみましたがESRもしっかりと表示されていました。強いて欠点を言うならば、計測に若干時間がかかることです。かかると言っても数秒ですが。例えば抵抗であれば通常のテスターだと一瞬ですが、こいつの場合は、中で色々考えているのでしょうか、数秒かかります。抵抗値などを大量に連続で計測する必要がある場合は気になると思います。とは言え、ケースも含めてい千円ちょっとで通常のテスターでは計測出来ない物まで計測出来るので、とてもお買い得な商品だと思います。

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